信じることってすごいんす

星とは関係ない話ですよー。そして無駄に長い(笑)


久しぶりに星新一を読んだんですよ。8月から同じ仕事をしてくれてる子が勧めてくれまして。星新一は読んだことありますが、いかんせん数が多いので覚えてない(笑)だから面白く読んだんですよね。

星新一はショートショートの神とも呼ばれる人ですが、ストーリーは普遍的で人間に対する愛をすごく感じる、しかしエグいブラックジョークとかぶっこんでくる作家さんです。久々にエグなあなんて楽しんでいたのですが「問題の装置」と「敬遠」を読んで、なんともぐいっと来るものがありました。

どちらも「人間社会の問題をなくしてしまうものができたとしたら」という世界を書いています。「問題の装置」では裁判を簡単にする装置を作った人と、悪事を働く人間を事前に見つけて善人にしてしまう療法を作った人の、二人ともが精神病院に入れられる話し、「敬遠」は正義の人になる薬をみんなが敬遠している話しです。どちらも、素晴らしい発明であると同時に、今それを職業にしている人にとっては死活問題、というブラックジョークです。


きっとこのショートショートが書かれたころは、あらゆる利権問題について多くの人はそれほど関心を持っていなかったと思います。むしろタブー視。原発なんてそうね。しかし今は告発とか批判とか、一時期よりは目立たなくなったとは思いますが(攻撃的なのは減ったように感じますね~)、たくさんあるなと感じます。中でも根強いと感じるのは、投薬を行わない治療も含めて、、薬に関する利権のこと。人々の関心が高まっている一方で、私は頭では理解できているけれど、簡単にうなずけないでいました。


一年半前、主人の病気が発覚して入院しました。幸い、主治医も看護師も本当に素晴らしいなと思える病院で、難病指定はされながらも、前向きに治療に取り組めました。予定通り退院し、今は投薬治療を続けながらハードな日常に戻っています。

主治医はできる限り薬を減らそうとしてくれるし、看護師や薬剤師は何時に電話しても応えてくれます。私の分の安心までくれてると思います。本当に心強い。


この経験から、医療関係者の数多くが患者を縛るために投薬しているといった記事を見るたびに、微妙な、複雑な、会話に入れない疎外感(これは勝手に持ってた感情)を感じてました。

でもね、今日ある言葉を見つけたんです。それでちょっと救われた気がしたんです。


薬が必要な身体であれば、薬に感謝して飲めばいいじゃない


これ、入院のころからずっと私が続けてきたことなんです。


主人は誰よりも薬を憎んでいます。理由は、長患いの病気で家族を二人失っているから。薬だけが悪いとは思っていないようですが、やはり長期間の投薬を見続けて、副作用や弊害の恐ろしさの印象が強く残っているんだと思います。実際、副作用がない薬ってほとんどないですからね。

でも、私としては、憎しみながら薬を飲んでほしくなかったんです。事実、私は病気の主人だろうと健康な主人だろうと、どっちも同じぐらい好きだし、その体を支えてくれている薬なのだから、憎めるわけもないんです。

ということを伝えても、主人にとって薬はトラウマなので、最初の半年はため息つきながら薬を飲んでいましたが、私は見ぬふりで(笑)「今日もありがとう」と語りかけてました。勝手にずーっと続けてます。


それでも、今日のこの一言に出会ってね、安堵の脱力したんです。「ああ、よかった。間違ってなかったみたい」って。同時に、他人から受けた影響じゃなくて、自分がこの目で見て「こうしよう」って思ったことって、すごいパワー持ってるんだろうなって思いました。念の厚み違うというか、信じる以外の思いがない。自発的に湧き出た思いって大事にしなきゃいかんねえ、なんたって継続が苦にならないんだから。


もっと無意識に自分から出てきた思いを信じるようにならねばなと思いつつ、支えてくれる薬への感謝と、筋肉の炎症中は筋肉に労いをしつつ、抗体を諭すという独り漫才を、これも続けていきます。


そんだけの話でした!

柊の月読みアドバイス

未来のあなたは今より何歩進んでいるだろう